ネットで働くようになった当初は、収入が不安定でした。
すぐに収入になったわけではないし、その後もしばらくは安定せず、良いときで25万円前後、低いときは4万円台でした。
夫は引っ越しをするにあたり、転職するのではなく異動を希望しました。
異動先が決まるまで自分から単身赴任を志願したので、特に手当なども出ていません。
なので家賃や光熱費が2倍かかり、月に数回こちらに来るので交通費も馬鹿にならず、夫のお給料はほとんど残りません。
住宅ローンや光熱費は出してもらっていますが、保育園代や生活費は全て私が稼ぐ必要があります。
多額の借金の支払いがありますし、毎日不安でした。
不安な波動を出せば、更に不安なできごとを呼んでしまいます。
「今月の支払いがもうできない」と思った時、わたしは母親にお金を借りて、その場をなんとかしのぎました(本当にひどいことをしたと反省しています)。
毎月の支払の不安をなくそうと任意整理をし、利息だけ免除してもらい、月の負担を減らし、そしてパートを見つけました。
パートを始めて間もなく、本業である自宅の仕事も少しずつ、軌道にのりはじめます。
借金の支払いもあったのでその頃は睡眠時間を削って必死にパソコンに向かっていました。
パートは今までの正職員時代と同様、そこにいればお給料は発生します。
その道に戻そうとしているのか、自宅で仕事をしようとすると毎日邪魔が入るのです。
メンターの言う、現状維持バイアスです。
今までと違ったことをしようとすると身近な人から「辞めたほうがいい」と言われたり、あらゆる角度からもとに戻そうと邪魔が入ると教えていただきました。
パートのない日にやたらと用事が入り、家にいられないのです。
役所にいく用事を頼まれたり、娘の病院や行事があったり、お義母さんに呼ばれたり。
パートの日も自宅で働いていますが、借金のことが気になって必死に頑張っていたのでその頃は今と違って睡眠時間を削って働いていました。
娘を寝かしつけた後、仕事に取り掛かるのですが、必ずと言っていいほど夜泣きしたり、夜中に起きてきたりということが長い間続きました。
でもメンターから現状維持バイアスがあると聞いていたので、めげずに自分のできることをコツコツと積み上げていくことができたのです。
もし、メンターから教えていただいていなかったら、「もういいや」と諦めていたかもしれません。
けれども知っていたから対処できたのです。
メンターも成功するかしないかは、知っているか知っていないかだけだとおっしゃっています。
教えてくれる人がいるというのはとてもありがたいことです。